長田神社の追儺式 神戸市長田区 | ||||||||||
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節分に「鬼は外」と豆まきで追われる鬼と違って、神の使いである7匹の善鬼が炎で災いを焼き尽くす長田神社(神戸市長田区)の追儺(ついな)式。室町時代からの形を伝える貴重な神事だ。2月3日午後2時から特設舞台で行われる本番を前に、2日午後の鬼役の練習、3日朝の須磨海岸でのみそぎと事前の行事から見せていただいた。 時をかけ世代超えて 春呼ぶ鬼が躍動
2日午前10時ごろ、長田神社の境内を訪れた。舞台と同じ広さの区画が縄で仕切られ、黒の紋付羽織に白い襟巻をかけた人たちが準備に動き回っている。この神事を取り仕切る追儺式奉賛会の皆さんで、副会長の大久保暁さんに日程や今年のハイライトを教えていただいた。鬼の中でも大役と呼ばれる餅割鬼は中村伸一さん(50)、準主役の尻くじり鬼は息子の中村浩亮さん(25)で、父子でコンビを組むという。 |