早春の俎石山、大福山 阪南市〜和歌山市 ![]() |
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![]() 自然林が包む葛城修験の道登山口は、関空の埋め立て土砂採取地に造成した阪南スカイタウン。登り口がいろいろあって少々迷っていると、「お彼岸前に仏さんにお供えする花を探しに」という地元のベテラン山ガールが先導してくれた。山道に入り、しばらく急登すると尾根に。杉やヒノキの植林地がなく、コナラ、シロダモ、リョウブなどの自然林が続き、落ち椿の道を快適に歩く。緑の中にコバノミツバツツジが早くも開花=、ミヤマシキミのつぼみも膨らんできている=写真右。北西には大阪湾が広がり、遠くに淡路島が見える。◇大阪府ただ一つの一等三角点本点 ![]() ![]() 後は府県境を越え、渡辺峠からは尾根を外れ、八王子神社跡を通って谷沿いに快適な下り道。和歌山市内と思えないのどかな山里に下るが、西側の別の山道が金網で封鎖されていて妙な雰囲気だ。和歌山市の企業が山林を買収していて、太陽光パネルを広範囲に並べるメガソーラー基地の計画があるそうだ。「絶対反対」を訴える直川地区連合自治会の看板が道沿いに続いていた。太陽光発電は福島原発事故の後、クリーンエネルギーとして優遇措置を受けてきたが、メガソーラー基地の乱立が山崩れなどの災害や環境破壊を招いている事態が何件も起きており、地元の懸念も杞憂ではないだろう。 ◇コロナ閉塞感の中 心強い身近な山 トータルの歩行時間5時間ほどでJR阪和線六十谷(むそた)駅に着いて無事終了。泉州・紀州の早めの春を楽しめた。道中出会ったハイカーはほとんどが地元の中高年グループ。「こんな時は近くの山に登るに限りますわ」と話していた。低くても自然度が高い山が地元にあるのは心強いだろう。自治体の体操教室が長期間休止になったり、過剰に感染をおそれて家に閉じこもって高齢者の体力低下が進んでしまうことが懸念されるが、こうした人たちには杞憂だ。街中でもこれ以上春を遅らせず、子供たちも明るい新学年を迎えられるように願った。 (文・写真 小泉 清) ⇒トップページへ |